酵素玄米のデメリットは?やめた人の口コミと継続のコツを紹介
栄養価の高い玄米をより健康効果の高めたのが酵素玄米です。
- 腸内環境のケア
- アンチエイジング
- 抗ストレス作用
など、さまざまな効果があると近年注目を集めています。
しかし一方で、数日間も保温して作られることから
「手間がかかりすぎる」
「腐ってないか心配」
と、SNSなどで酵素玄米をやめた人の声もよく聞かれます。
そこでこの記事ではSNSの口コミを参考にしつつ酵素玄米のデメリットと、それを補う継続のコツについてそれぞれ紹介します。
正直、筆者も酵素玄米は家庭で作るには手間がかかりすぎると思います。
何ごとも無理に続けたらイヤになってしまいますよね。
とはいえメリットだってたくさんあるのも事実。
そこで、酵素玄米の手間とデメリットを知ったうえでご自身にあったうまく付き合う方法をご紹介します。
▼▼▼筆者プロフィール▼▼▼
酵素玄米についてはこちらで解説しています↓
酵素玄米の3大デメリット
SNSを調べてると、酵素玄米のデメリットを指摘する声は大きくわけて3つに分類されます↓
デメリット①:手間と時間がかかる
なぜか最近、酵素玄米を食べる気が全くしない…。で、初めて自宅で普通の玄米炊いてみた。簡単っ!酵素玄米がいかに手間かかるか再認識。
— 牛島ユキコ☆表参道の託児ルーム (@angelicayukitty) March 23, 2011
長岡式酵素玄米ご飯のカレーをいただきました。この酵素玄米は手間暇をかけて作られていて、お腹はいっぱいになりますが体は軽くなった感覚がありました。 pic.twitter.com/R7WDmnb6zS
— 伊藤平 (@tir_ito) July 22, 2022
酵素玄米最大のデメリットは手間と時間がかかることです。
酵素玄米をやめる人の大半はこれが理由といっても過言ではありません。
酵素玄米を作るには、
・約3日間水に浸ける
・雑菌がわかないよう1日1回水を替える
・塩・あずきなど雑穀を加えて炊く
・保温専用の炊飯ジャーが必要
・1日1回よく混ぜる
食べきらない場合は小分けにして冷凍保存
と、なんと丸6日間もかかる調理方法です。
普通に考えてもとんでもない手間と時間ですし、これでは続けるのは難しいですよね。
発芽させない通常の玄米で炊くこともありますが、それでも最低3日はかかります。
(発芽させないやり方はこちら↓)
1回2回ならまだしも、毎日食べるお米でこれを毎度欠かさずやるというのはやはり大変です。
デメリット②:電気代がかかる
酵素玄米が美味しくて栄養価も高いというのは分かるんだけど、「長時間の保温に電気を使いまくってまでして食べたい?」と自分に尋ねると「いや、普通の玄米ご飯で十分」ってなる。
— mai (@chill_niko777) January 28, 2023
酵素(寝かせ)玄米でーきた♪
— りよ|•᎑•ฅ)✲✧ (@riyo__2) May 25, 2022
初日の炊き上がりと3日目の色の違いが嬉しい🤭
で、早速今日のお弁当に詰めて残りをタッパーに入れたので全部で8食分でした🍀
んで1日1回混ぜつつ、3日寝かせて電気代が44円♪
これで8食分の美味しい酵素玄米が出来るなら私的にはアリです←食べるのはダリさんだが(笑) pic.twitter.com/RZiqraOn4G
酵素玄米の保温には炊飯ジャーを使いますので、当然電気代もかかります。
メーカーや環境によって異なりますが、炊飯器はおよそ4時間の保温で1回分の炊飯と同じ電気代がかかります。
酵素玄米が完成するまでには3日間、つまり24×3=72時間かかりますので、単純計算で72÷4=18回分の炊飯の電気代がかかるということです。
ただし電気代自体は3日間で40円~50円程度ですので、仮に1ヶ月間ずっと保温機能を使って500円いくかいかないかというところ。
このへんの感覚は人それぞれですが、気になる人には気になる部分でしょう。
(くわしい電気代はこちらをどうぞ↓)
【参考記事】酵素玄米の電気代って?実際にかかる電気代を計算してみた
じっさい、酵素玄米の味はよくても電気代が気になってやめてしまう人も多いです。
デメリット③:保温用の炊飯ジャーが必要
りゅちぇみたいに酵素玄米食べてみたいけど専用の炊飯器が必要だしランニングコストもかかるから高貴な食事よ…
— 玲菜 (@queensreina) April 24, 2023
家の炊飯器を酵素玄米Laboさんところのに買い替えた。届いた今日は玄米だけ試しに炊いてみたら前のより美味しく炊けていい感じ👍ミッチミチの具沢山豚汁とだし炊き卵で今夜は頂きます😋 pic.twitter.com/3I5zyEpGZa
— 銭祐 (@zeni4640suke) April 26, 2023
酵素玄米には保温用の炊飯ジャーが必要です。
長時間保温することで玄米の水分が適度にぬけて、最大の特徴であるもちもち・プチプチの食感が出てきます。
しかし、当然ですが保温中は次のお米を炊くことができません。
そのため炊飯には圧力鍋・土鍋を使うか、炊飯器を2台持ちする必要があります。
炊飯器はキッチンの中でも場所を取る家電ですから、それが2台だと考えると敬遠する気持ちもわかります。
中には酵素玄米専用の炊飯器もありますが、決して安くない買い物ですので二の足を踏む声もありました。
玄米を炊くと吹き出してきたので、炊飯器を買うか、と思ったが、発芽玄米やら酵素玄米やら色々種類があって、それを実現する炊飯器があるらしい。
— とと@もあぐれっしぶ (@totomaru95) August 11, 2019
値段も5万くらいしそうなので今日ポチるのは一旦やめた。
来週の土日にポチるか。
口コミはこちらからチェック↓
そもそも酵素玄米ってどんなもの?
ここまでみると酵素玄米には手間でデメリットしかないようにも思えますが、もちろんメリットもたくさんあります。
代表的なメリットをいくつか見ていきましょう。
栄養価が高まる
久々に会った友達がいつもに増してキレイになってて色々聞いてたら酵素玄米食べてお肌トラブル無くなって体重も変わったって言ってて真似したんだけどマジ良い
— 痩せる花子 (@yaseru_hanako) March 22, 2023
自分で炊いてるって聞いたけど私は簡単にレンチンできる美味しいの見つけてそっちにしたよ
これで痩せて美肌になるなら最高じゃない??? pic.twitter.com/QQO82XLq5M
お家で炊いている長岡式酵素玄米💕
— 🌱鍼灸師・Vege料理研究🌱Aki🌱プラントベース・薬膳でアトピー・体質改善 (@akki_v_369) August 21, 2021
食べ始めてから冷え性改善しました✨✨
さらに酵素玄米を食べると嬉しい効果が色々
1.ダイエット効果
2.血液をサラサラにしてくれる効果
3.デトックス効果
4.便秘解消効果
5.美肌・むくみ解消効果 pic.twitter.com/VJUmXrt5pq
酵素玄米ではメイラード反応という化学反応を利用して作られます。
長時間高温で保温することで玄米の糖とタンパク質が反応して色が濃くなっていくのですが、このときメイラード反応によってメラノイジンという成分が生まれます。
メラノイジンには抗酸化作用が高く老化防止・アンチエイジング・美肌効果などうれしいメリットがたくさん。
これは酵素玄米以外ではほとんど見かけない非常にまれな調理方法で、メラノイジンを効率よく摂取できるのが酵素玄米といえます。
雑穀で栄養価がアップ&精神安定作用
酵素玄米ってマジで化学。
— スタコジ|玄米と発酵とドカ弁 (@yurugenmai) February 27, 2023
・酵素反応
・メイラード反応
この2つの反応が合わさって、栄養価の高い玄米にさらに
①セロトニン
②メラノイジン
という抗酸化作用+ストレス緩和作用のある成分が作られる。
炊いてから3日もかけて作るのにも、日本人のお米に対する思いの強さを感じる。 pic.twitter.com/o5hWtTxXaa
酵素玄米はあずき・ヒエ・あわ。もち麦など雑穀類と一緒に炊いて作られるのが一般的です。
それぞれが栄養価を高めるでけでなく、玄米のビタミンBと雑穀(特に豆類)に多く含まれるトリプトファンが結合してセロトニンという物質に変わります。
セロトニンは「幸福ホルモン」とよばれるほどリラックス効果の高い成分で、気持ちを落ち着け、イライラ・クヨクヨといった感情を落ち着かせる効果が期待できます。
子供・苦手な人でも食べやすくなる
酵素玄米うまーー❤
— しずな (@miechin7) May 4, 2021
子供たちはお赤飯だと思ってるw
ま、お赤飯か😆😆😆 pic.twitter.com/X7El8kBGNY
#酵素玄米 =最高のスーパーフード
— とよ (@toyo_104_toyo_) January 8, 2021
・キムタク
・石原さとみ
・深キョン
・有村架純
・吉瀬美智子
・ローラ
あげたらキリがない。
本当に多くの方が食べている。
普通の玄米は苦手だが酵素玄米歴10年。
私の胃腸の弱さ・妻の肌荒れも改善。
今日の昼もあたたかい酵素玄米を
ありがたくいただきます。 pic.twitter.com/YVAQX1GeJ5
健康成分ばかりでなく、食味にもおおきな変化が。
玄米を保温することで適度に水分が抜け、独特のぬか臭もおさまり、玄米が苦手な人でも食べやすい味に変化します。
もちもち食感もあいまって、お赤飯の感覚に近いというのはうなずけますね。
酵素玄米を無理なく継続する方法は?
メリットもたくさんありますが、どうしても手間と時間というデメリットも大きい酵素玄米。
継続するにはやはり日々の負担にならないようにするのが重要です。
負担を軽くするコツを挙げると
以上の3つが効果的です。
継続のコツ①:作る手間を軽くする
酵素玄米の多くは発芽させてから炊くので、発芽にまず3日もかかります。
これだけでもなかなかの手間ですので、発芽させないというのもひとつの手です。
たとえば寝かせ玄米と呼ばれるタイプの玄米は、発芽させずに3日間保温して作られます。(寝かせ玄米は㈱結わえる社の商標登録です)
食べてみると発芽米と遜色なくもちもち・プチプチでとても美味しいので普通の玄米を炊いて作るのもいいでしょう。
どうしても発芽玄米にこだわりたいという人は、発芽米を使うのもひとつの手です。
発芽させる3日間を省略できます。
口コミのチェックはこちら↓
(発芽米の食味レビューはこちら)
電気代の負担を軽くする(一度にたくさん炊く)
3日間保温するのに必要な電気代は40~50円ほどですので、一度に三合炊いたとしたらお茶碗一杯150gあたりの電気代は約10円くらいになります。
一度にたくさん炊くほど電気代は安くなるので、圧力鍋で6~7合炊いて、一升炊きの保温ジャーで保温するのが効果的です。
ただし、それぞれ容量が大きいぶんキッチンの場所を取ることになるので、置き場所に余裕がない場合はおすすめできません。
レトルトを利用する(ごはんパックなど)
個人的におすすめなのがごはんパックなどのレトルトを利用すること。
家庭では色々とハードルの高い酵素玄米ですので、レトルト商品も数多く発売されています。
さきほどの寝かせ玄米もごはんパックが発売から累計で1,300万食を記録していて、常備食にとても便利でおすすめです。
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酵素玄米でよくある質問
- 酵素玄米
→発芽玄米を炊いて作る - 寝かせ玄米
→普通の玄米を炊いて作る
という違いがあります。
一般的に酵素玄米は長岡式と呼ばれるレシピが一般的で、玄米は発芽させたものを炊いて作られます。
いっぽう、寝かせ玄米を作る㈱結わえる社では発芽させない通常の玄米を炊いて作られます。
発芽によるお米の違いはありますが、3日間保温してメラノイジンを生じさせるのは共通しています。
食中毒の心配は?
- 1日1回よく混ぜる
- 清潔なしゃもじを使う
この2点が重要です。
炊いた玄米をずっと混ぜずにいると、水分が不均一になり傷む原因に。
そのため1日1回は清潔なしゃもじで全体をよく混ぜてください。
炊飯ジャーの保温温度は約70℃で、空気中の酵母菌や乳酸菌は繁殖できません。
しかし高温に強い納豆菌などは繁殖できるので、混ぜるしゃもじは清潔なものを。
納豆菌などが誤って混入してしまうとネバネバと糸を引いたり、酸っぱい異臭がすることがあります。
その場合はけっして口にせず、作り直してください。
よりくわしい対策はこちらをどうぞ↓
多くのごはんパックは無添加です。
玄米を求める人のほとんどが健康志向が高いため、ほとんどのごはんパックは添加物フリー&国産のこだわり原料米を使って作られています。
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まとめ:手間がかかるからこそ無理は禁物
酵素玄米はメイラード反応を利用した、世界でも類をみない調理方法です。
類をみないがゆえに、
「腐ってない?」
「本当に食べられる?」
と誤解を招きやすいのも事実。
しかし紹介したように、普通の玄米では得られないメリットもたくさんあります。
今回紹介した継続のコツはいかに無理せず負担を軽くするかというものばかりでしたが、毎日のごはんだからこそ、無理せず継続できるのが一番だと私は考えます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が酵素玄米に興味のある人の参考になったらうれしいです!