発芽させるとどうなる?発芽玄米のメリットと酸っぱい匂いの対処法
玄米の中に発芽玄米っていうのもあるよね?
玄米より栄養価が高いって聞くけど、どう違うの?
玄米ってつまるとこお米の種だから、それをちょっとだけ発芽させた状態のことを言うんだよ。
こんにちわ!ゆる玄米.comの管理人・スタコジと申します
今回は玄米と発芽玄米の違いについて紹介します!
結論から言うと、発芽玄米のメリットは以下の通りです▼▼▼
- GABAが増える
- 消化・吸収されやすくなる
- 食感が柔らかくなる
- 市販の多くは無洗米で、短時間で炊ける
これらの特徴があるので、
- 玄米を柔らかく炊きたい
- 玄米の栄養価をより高めたい
- 時短・手間をカットしながら玄米を続けたい
こうした方々にとってとても有益なものですので、発芽玄米について分かりやすく紹介していきます
▼▼▼▼▼この記事を書いた人▼▼▼▼▼
▼▼▼▼▼登場人物▼▼▼▼▼
発芽玄米ってなに?
玄米はもともとお米の種子ですので、発芽をして根を張り、新しい稲となります
この時、ざっくり言うと芽になるのが胚芽、
胚芽の養分である胚乳、
種を守る外皮に分けられます
発芽玄米は胚芽を少しだけ発芽させた状態の玄米のことです
発芽が進むと、胚芽はどんどん伸びていきます。
おいしそう…ではないね。
さすがにここまで伸びると、食感も悪く、胚乳の栄養が胚芽にたくさん取られて栄養価が下がってしまいます
なので、ちょっとだけ発芽したところで止めるのが発芽玄米です。
ほどほどで発芽を止めた方がいいのね。
発芽玄米のメリット①:胚芽の中でGABAが生成される
玄米は発芽の際に、胚芽の中でGABA(γ-アミノ酪酸)という成分が生成される性質があります
GABAには精神安定作用・リラックス効果の他に血圧抑制効果があるとされている有用物質で、白米の状態と比べると発芽玄米にはおよそ10倍、玄米と比べると3~5倍含まれます
ファンケル発芽米公式ページより画像引用
玄米にひと手間加えるだけで栄養価が上がるので、近年注目を集めています。
たしかに、GABAってよく聞く言葉だね。
発芽玄米のメリット②:消化・吸収されやすくなる
発芽玄米は通常の玄米と比べて、食後体内での消化・吸収がされやすいのが特徴です
その理由は、発芽の際に胚芽がエネルギーを必要とするため、養分の塊である胚乳の中で分解酵素が働くから
分解酵素?なにそれ?
簡単にいうと、お米が発芽のエネルギーに養分(でんぷん)を使おうとするんだよ。
でんぷんは糖がたくさん集まってできた栄養の塊です
それをお米自身が分解酵素を使ってでんぷんを分解して、エネルギーになりやすい糖質に変化させます
でんぷんは人間にとっても消化・吸収しにくい状態なので、でんぷんの分解が進むほど人間にとっても消化・吸収されやすくなるメリットが生まれます
酵素玄米の「酵素」もこれのことを指します。
詳しくはこちらの記事もご参考ください↓
【参考記事】・酵素玄米の酵素って?寝かせ玄米との違いは?酵素玄米のギモンを徹底解説!
発芽玄米のメリット③:食感が柔らかくなる
分解酵素はでんぷん以外にも、タンパク質も分解します
玄米のタンパク質は表皮のぬか層を中心に、お米の外側に多く含まれるので、そこが分解されると表皮が破れやすくなり、食べた時の食感が柔らかくします
また、玄米を発芽させるためには長時間水に浸けるので、玄米の中まで水が浸透して、ふっくらと炊き上がる相乗効果もあるのが特徴です
へぇー、水にしっかり浸けるのって、そういう効果があったのね。
【参考記事】・玄米をおいしく炊くコツを解説!柔らかく炊くにはロウカット玄米や発芽米がオススメな理由
家で発芽玄米を炊く方法
家で発芽玄米を炊く方法は2種類あります
家で発芽玄米を炊く方法…
- 玄米を発芽させる
- 市販の発芽玄米を使う
方法①:玄米を発芽させる
玄米を発芽させるのは難しくありません
玄米を研いだあと、胚芽がぷっくり膨れるまで常温の水に浸ければOKです
気温や水温によって差は出ますが、目安として夏場はひと晩~24時間、冬は24時間~48時間くらい浸ければ胚芽が膨らみます
注意点:1日1回水は換える
注意点として、浸水中の水は1日1回換えるようにしてください
後述しますが、玄米に付着してる菌が増殖することで酸っぱい匂いの原因になるほか、
玄米特有のにおいがお米の中まで浸透して炊き上がりがぬか臭くなる原因になります
方法②:市販の発芽玄米を使う
方法①は自分で発芽させるやり方でしたが、玄米の中には「発芽米」とか「発芽玄米」という名前で市販されてるものもあります
ご自身で発芽させるのが手間な場合は、発芽処理済みの発芽米を使うのも有効です
実はここに4つ目のメリットが隠されてます!
発芽玄米のメリット④:市販の多くは無洗米で、短時間で炊ける
発芽米は浸水して発芽させた玄米を乾燥させ、パッケージに詰めた玄米のことです
一度浸水されてるので、多くの発芽米は一度洗米されていて、無洗米として研がずに使えます
おすすめの発芽米はダントツでコスパの良いファンケル発芽米で、こちらももちろん無洗米で水を入れて炊飯器にセットするだけでOKです
また、浸水時間も30分~1時間程度でいいので、時短・手間のカットに大いに役立ちます
我が家でも、時間が無いとか、疲れて帰ってきた日なんかに重宝してます。
発芽米のポイント②:炊き加減は色々試してみよう
ファンケル発芽米に限らず、多くの発芽米は水加減を少し多めにして炊きます
一度水を吸った玄米を乾燥処理するので、通常の玄米よりも水分含有が少なめですので、普通の水加減で炊くとボソボソ・パサパサとして美味しくありません
ファンケル発芽米の場合だと、1合につき45mlほど多く入れるよう記載されてます。
私はしっとり柔らかめが好きだから、倍の90mlでもちょうどいいくらいだな。
水加減はお好みに応じて色々試してみるのをおすすめします
発芽玄米のトラブルシューティング
酸っぱい匂いがする
炊き上がりに酸っぱい匂いがする場合は、浸水の時に乳酸菌が繁殖したのが考えられます
玄米の表皮には自然の菌がたくさん付着しているので、長時間浸水する発芽玄米では起こりやすい匂いです
菌をゼロにすることは難しいですが、乳酸菌が繁殖する前に水を換えれば、水が酸っぱくなるのを防げます
1日に1回、もしくは2回こまめに水を換えましょう
気温と水温の高い夏場は特に注意しましょう。
炊き上がりがぬか臭い
炊き上がりがぬか臭い場合は、玄米特有のにおい成分が白米(胚乳)の部分まで浸透してしまっています
1日1回水を換えるのに加えて、炊き上げる直前の水を換えることでぬか臭い匂いを緩和できます
塩をひとつまみ、雑穀を入れるのも有効
他にも、炊く前に塩をひとつまみ入れたり、雑穀を混ぜて炊くことで玄米特有の匂いや味を和らげることができるので活用してみてください
【参考記事】・玄米に合うおすすめ雑穀7選!グルテンフリー、余った時の対処法もご紹介!
まとめ
玄米を発芽させるメリットを最後にもう一度おさらいしておきます
- GABAが増える
- 消化・吸収されやすくなる
- 食感が柔らかくなる
- 市販の多くは無洗米で、短時間で炊ける
発芽米の登場で、玄米にかける手間と時間が大幅に少なくなったのは、玄米を続ける方にとって本当にありがたいことです
今回紹介したファンケル発芽米については、通常の50%offの価格で購入できる特典もあり、非常におすすめです
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詳しいレビューと特典の内容はこちらの記事にまとめてあります▼▼▼
発芽米は通常の玄米と比べると1キロあたり100円~150円くらいの割高にはなりますが、産地が追跡できたり、時短・手間のカットを考えるとコスト以上の価値は確実にありますので、ぜひ活用してみてください!